豪雨により各地で被害が出ています。
被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く心穏やかな日々が戻りますように。
皆さん、こんにちは。
毎日暑い日が続きますが、体調などくずされていませんか?
この暑さの中、熱中症により救急搬送される方が昨年よりも増えているそうです。
充分に水分補給ししっかりと休息をとって、どうか安全にお過ごしください。
酷暑の季節、どうすれば心地良く過ごせるのでしょうか?
今年ならば涼しい自宅でステイホームするのが一番ですが、日本では昔から暑さをしのぐ工夫が受け継がれています。
エアコンなんて無かった時代からの先人の英知を学んで、現代の私たちの生活にも取り入れてみませんか?
<打ち水>
打ち水とは、庭や道に水をまくこと。
元々は清めるために行なわれた礼儀作法と言われていますが、夏の暑さ対策としても利用されていました。
水をまくことによって地面の温度を下げ、その水が蒸発するときに周囲の熱をうばって気温が下がるという仕組み(気化熱)により涼しさを感じることができるのです。
マンションに住んでいる方なら、熱せられたベランダへの打ち水が効果的。
ただし、ご近所に迷惑をかけてはいけません。ベランダが防水加工されているかどうかの確認をお忘れなくお願いします。
<風鈴>
風に揺られて「ちりんちりん」と優し気な音色を奏でる風鈴。音で涼しさを感じるとは、何とも風情のある感性です。
ガラス、南部鉄、鋳物など素材によって響く音が違い、後に残る余韻も微妙に変わってきます。
聞き比べてお好みのものを見つけてくださいね。
悲しいことに、最近では風鈴の音さえ「うるさい」と言われてご近所トラブルに発展する事態も起こっています。
音をひと時楽しんだら忘れずにしまうなど、それぞれの生活に合わせた思いやりのある使い方をしましょう。
<すだれ>
竹や葦(あし)などを編んで作ったすだれは、古くから日よけや虫よけのために利用されてきました。
万葉集の短歌にも登場し、奈良時代にはすでに使われていたようです。
エアコンが使えるようになった現代でも、強い日差しをさえぎってくれるすだれは充分利用価値のある優れもの。
使う時には、できれば窓から少し離して吊してください。そうすることで邪魔になることなく風を通してくれます。
洋風の生活に慣れ親しんだ今だからこその「和」の風景。それもまた趣があって良いものです。
<ガラスの器>
涼やかなガラスの器は暑い夏にピッタリ、積極的に使って目からも涼を感じましょう。
ヨーロッパの有名ブランドが人気ですが、リーズナブルなものでも充分役目を果たしてくれます。
冷たいスープや冷製パスタをガラスのお皿に盛りつけて、ワンランクアップした夏の食卓を目指しましょう。
花を何本かガラスの花瓶に無造作に飾るだけでも、涼し気な雰囲気を作り出すことができますよ。
<かき氷>
昔からある日本の夏のおやつの定番。古くは平安時代、清少納言の「枕草子」の中に『削り氷(けずりひ)』として登場しています。
現在ブームになっているのは、氷がふわふわで口どけの良いタイプ。
本物のフルーツをそのままソースにしたり、キャラメルやティラミスなどケーキのようなテイストが人気です。
今はお店まで行くのが難しい状況ですが、お家で昔ながらのかき氷を楽しむのも良いですね。
まだまだ残暑は続きそうです。
先人たちの知恵を借りて、昔ながらの伝統的な夏の過ごし方を試してみませんか?
心に優しく身体に優しく、暑い季節を乗り切っていきましょう。
電話占いアクシア 桜珠(おうじゅ)でした
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