こんにちはアルカスです。いつも大変お世話になっております。あっという間に2017年も終わろうとしていますね。今年もアクシアをご利用いただき、ホームページにご訪問いただき、ブログ記事を読んでいただき本当にありがとうございます。来年もどうぞ宜しくお願い致します。今12月29日です。何とか大晦日までにこのブログ記事を仕上げて、皆様に読んでいただけるよう、必死に鋭意執筆中でございます。宜しくお願い致します。
失くし物ホラリー
前回、僕が約一年間、アクシア/イーマジョのホームページで連載していたホラリーチャートの実践集のお話をさせていただきました。
その後2年ほど、お休みさせていただいてたのですが、ちょこちょこと再開させていただこうかな、と思っております。 以前は恋愛から妊娠から誰かの死の問題に至るまで様々なご質問チャートを紹介してきましたが、これからは
「落とし物・忘れ物はどこにある?戻ってくる?」関係と、意外とオーダーは多い
「ペットが逃げてしまった。どこに消えた?見つけられる?」と、
今後の人口推移の中で増えてくることが予想される
「家族もしくは同居人が家を出たまま戻ってこない。どこに行ってしまったのか。連れ戻せるだろうか」
最近ぽつぽつ増えてきた
「注文した品物(あるいは送った荷物)が届かない。どこかで行方不明になったのか。盗まれたのか」
関係のホラリーチャート解読記事、私めが実際にお客様からご質問を頂き、立てさせていただいたチャートとその読みを、主にご紹介していきたいと思っております。
で、そのパイロット版的なものを一本入れさせていただくという事で、あるチャートを紹介させていただきました。
実践チャート
「落としてしまったJR東海定期ICカードは今どこにある?見つかる?戻ってくる?」
2017.7.11 8:28 岐阜県多治見市
このチャート図をご覧いただいたところで、前回は終わっていたんですよね。ちょっと勿体付けてしまって(笑)。失礼しました。
早速このチャートを僕はどのように読んでいくかについて、縷々ご説明させていただきます。 ホラリーチャートは、7つの惑星(惑星では無いものもあるのですが、占星術の世界ではplanetで統一されています)太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星が、ご質問における登場人物あるいは事物すべての代行者・代理人として働きます。 これを英語でシグニフィケイター、日本語では表示星と呼んだりするのですが、例えば失せ物ホラリーでは まずご質問者を表す星が必ずありまして、更に失くした事物、カードでも財布でも家の置物でも何でもいいのですが、これも必ずそれを表す星がありますので、とりあえず
ご質問者の表示星+失くし物の表示星
を決定し、この2星間に占星術的証明によって示される返還の暗示があれば、それは無事戻ってくると申し上げられます。
もし目立った暗示が無ければ、ちょっと厳しいかもという事になります。
チャート解読の実際
本チャートにおけるご質問者
「朝改札を通ろうとバッグの中から定期入れを取り出すと、入っていたはずのJR東海のICカードtoicaが消えていることに気付いた。どこに紛失したのか皆目見当もつかない。私のカードはどこにあるのか、返還されるだろうか」
というご質問を僕にしてきていただいたご質問者を表す星は水星です。水星はチャート図では☿の記号で表されています。
そしてtoicaの表示星は金星です。金星は♀の記号で表されています。
なんでそうなるのかにつきましては今後ぼちぼち説明していきますが、あまり情報が多すぎてもアレなので、とりあえず本チャートではそうなっていると、飲み込んでください。
ご質問者を表す水星☿は12室、獅子サイン8度44分にあります。
toicaを表す金星♀は10室、双子サイン6度36分にあります。
金星の位置取りから、このカードは既に警察が保管していると観る事が出来ます。
更に金星と60度のアスペクトを取って分離した水星から、月がオポジション分離して木星にトライン接近。木星は所持する部屋・2室にあって無事カードは戻ってくるでしょう、と読めます。
僕はすぐにご質問者に「すぐに警察を通して返還されるでしょう」とお伝えしましたが、実際に何が起こったかと申しますと、夕方JR多治見駅から「根本駅で昨日貴女のICカードを拾った人がすぐに最寄の交番に届け、今多治見警察署で預かっているので、取りに行ってください」との連絡が入ったそうです。
仕事から帰宅途中に連絡を受けた質問者はすぐに警察署に向かい、失くしたことに気づいてから約9時間後、無事落とした定期を受け取る事が出来たそうです。
最後に
いかがでしょう。よく分からないですか?確かに(笑)
アスペクトとか接近とか分離とか、西洋占星術に大分詳しくないと、全く意味不明な言葉の羅列になっていますよね。おそらく。
でもチャートは失くした定期が出てくると答え、実際にその通りになるこの不可思議さ、占星術の暗示から推理する楽しさを与えてくれるのが、ホラリー占星術です。
僕はこの占術に出会った20年前から、ホラリーにずっと夢中です。
来月から月に1本は、僕がお客様から頂いた、あるいは家族からの依頼、自分が失くし物をしてしまって自分が質問者として出したチャートの数々を、ご紹介していきたいと思っています。
宜しくお付き合いくださいませ。
それではよいお年を。
アルカス