皆様、こんにちは。
街には、可愛いハロウィーングッズが並び、
見ているだけでも楽しい色とりどりのお菓子が溢れる季節。
ご機嫌麗しくお過ごしでしょうか?
友人には、「あんたは一年中ハロウィーンでしょ。」と
苦言を頂いているUgetsuでございます。
さて、 ハロウィーンといえば、
ヨーロッパの古い民族宗教の収穫祭が起源だということは知られています。
そして、ハロウィーンのシンボルとなっているカボチャの提灯、
ジャック・オー・ランタン。
オレンジ色のカボチャをくり抜き、
ろうそくを立てたこの提灯、
玄関先に飾ることで、
お守りとして悪霊を払う番犬の様な役割があります。
お盆の灯篭の様に、親族の霊が迷わない目印の役割も。
じゃあ、
この提灯はなぜジャック・オー・ランタンと呼ばれるの?
昔々、悪いことばかりを繰り返す、
ジャックという男がいました。
そんなジャックの前に、
悪魔がやってきて魂を取ろうとしましたが、
悪賢いジャックは、あの手この手で悪魔をだまし、
魂を取らない約束をさせたのです。
月日は流れ、ジャックの寿命が尽きたとき、
悪いことばかりをしていたジャックは当然天国へはいけません。
地獄へ向かおうとするジャックの前に、あの悪魔が現れて、
「魂を取らないと約束したから、地獄には入れない。」と言います。
天国にも地獄にも行けず、暗い道を引き返すジャック。
暗く険しい道は先も見えず、
ジャックは悪魔に「灯りをくれ」と頼んだのです。
悪魔は地獄で燃える「火の魂」をひとつ、
ジャックに与えました。
ジャックはそれをカブの中に入れて提灯を作り、
それを手に、あの世とこの世を今も彷徨い続けているのです。
そしていつしか、
ジャックの提灯が死者の魂の象徴となり、
悪魔を騙し追い払う、魔除け、
悪霊祓いのお守りになっていったようです。
民族宗教の儀式と提灯ジャックの伝説が混ざり合い、
今に至る、お祭りに変化していきました。
お気づきでしょう。
お話では、ジャック・オー・ランタンがカボチャではない事。
スコットランドでは、今もカブの提灯が使われているようですが、
イギリス系移民がアメリカ大陸にこの風習を伝えた当時、
アメリカで生産量の多かったカボチャが代用に使われました。
その後、カボチャの提灯が定番となっていったようでございます。
ジャックの彷徨える魂に平安を。
それでは、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
電話占いアクシアのUgetsuでした。
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