こんにちはアルカスです。いつも大変お世話になっております。またまた私の駄文ブログにご訪問をいただき、誠にありがとうございます。寒くなったり暖かくなったり気温の上下激しい時期に入ってまいりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。僕は多分、またしても風邪を引いたと思われる症状が感じられます(笑)大丈夫です頑張ります。
28年前、ご実家の引っ越しの最中に行方不明となった、ご質問者が大事にしていたお雛様人形2体とサイクリングユッコちゃんを入れた箱。一体だれがどこに持ち去ったのか。ホラリー占星術によって事件の解明に迫らんとする企画は11回を迎えました。徹底的にやりたいと思っておりますので、宜しくお願い致します。
お人形さんを入れた箱は誰がどこに持ち去った?2018.5.21 17:08
本チャートの解読はCA(ウィリアム・リリー著「クリスチャン・アストロロジー」)の内容と照らし合わせ、符合する部分をピックアップ、ご紹介していく形で進めてきております。
それで前回まで
・犯人は単独犯である事 ・女性である事
を本チャートより導き出しました。
次に名前についてのお話をさせていただきたいのですが、これはCAのP341に記載されています。
ここに書かれている所によりますと、主たる象徴星と他の惑星との間にアスペクト(吉凶は関係ない)があるなら、それぞれに何らかの名前が割り振られているのですが、その名前の人物である可能性が高いとされています。
7惑星全ての組み合わせが出ている訳ではないのですが、偶然と言うべきか、お導きと承るべきか、本チャートにおいて主たる象徴星であるところの7室のロード金星、7室のロードは本質的に泥棒を表すとされる惑星とされていますが、この金星が土星とのオポジション・アスペクトに向かっておりまして、金星と土星の組み合わせがCAに載っておりました。有難い。
金星と土星のアスペクトが表す名前は「イザベル」だそうです。
イザベル…なるほど。なかなか日本人にはいなさそうな名前です。ちょっと調べてみました。ヘブライ語の女性名「エリシェヴァ」が語源の様で、英語圏では「エリザベス」という名前に変わっていったようです。
エリシェヴァ、エリザベス…エリ、という名前なら日本には多いかな、と勝手に変換し、大分強引かもしれませんが犯人の名前に結び付けました。
犯人の名は「エリ」漢字で「絵里」「恵利」「愛理」かもしれません。
…実はご質問者のお名前も二文字でして、前回その10でご紹介したCA P340の記述
「もし質問者の名前が短いのなら、犯人の名前も短い場合が結構あります。」
をご記憶の方もいらっしゃるでしょう。多分犯人も二文字ではないかと観ました。そして金星と土星のオポジション・アスペクトは「エリ」という名前を教えてくれたのではないかと、とっても強引な解釈ではありますが、そのように取りました。
「私はこの手法を実践ではほとんど使用しませんし、信用してるかといえばなんともかんともです。ではありますが、実際やってみるとバッチリか、かなり近い名前が出てくるのが不思議です」
犯人探しに安易に使用されるのを恐れて、私は使ってないとリリー先生はわざととぼけて記しているように思われます。そもそも使用していないのなら、数ページを費やして書かないでしょうし。
なにか実践で手応えがあったからこそ、自書で紹介したのだと思います。
さて続きまして、犯人は家族内の誰かか、それとも他人か、親しいのか、そうでもないのか、など質問者との社会的関わりの中から犯人を探っていきます。
この考察はCA P342 9行目から始まっていますが、家の人であるとする暗示は、本チャートからは見出せませんでした。逆に
「太陽がアセンダントに向き合っているのなら、犯人は真向いの隣人。7室のロードがアセンダントに吉角でも同じ」
太陽はぎりぎり7室にありますが、ASC蠍と向き合う牡牛のサインにはありませんので、これは適用されませんが、7室のロード金星は蟹サイン2.09度にあり、ASC蠍9.41度にトライン・アスペクトを作るべく接近中です。
金星のハーフ・オーブ、所謂モイエティは7度の為、若干足りてないのを大目にみていただければ、7室のロード金星はアセンダントにトラインしていると見做せますので、この証明は当てはまります。
しかし引越しの最中、真向いの隣人、というかまだ住む前で隣人にもなってない人達が、他人の家に入り込んで、どさくさ紛れに段ボール箱を持ち出すなどと到底考えられません。しかし距離的に近い他人、と観る事は可能かもしれない。
「真向いの隣人」をどう訳すべきか。更に出てくる暗示がぼやけた焦点を合わせてくれそうです。
続きは次回に。
アルカス