こんにちはアルカスです。いつも大変お世話になっております。
いつもこのブログをご覧いただいている皆様方におかれましては、心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。
本日のホラリーチャートなのですが、これもまたちょっと変わった例と言いますか、読むのがやや難儀な例題として、でもまあ出た数字は当たっていたので、これでもいいかもしれないという、若干の不安を残しつつ(笑)、でももしこのブログをご覧になられている皆さんの中に、ホラリー占星術を勉強研究している方がおられましたら、僭越ながらよい学習材料に使っていただけるのではないかと思いまして、ご紹介させていただきます。
「次の子供はいつ授かる?」
2014.2.08 0:00
ご質問者は30代後半の既婚女性。前年の12月に第一子を出産。子育て真っ只中ですが、早くも「次の子供はいつ出来ますかねえ」とのご質問をいただきました。何とかもう一人は、との強いお気持ちがあるようです。
ご質問者を表す星は火星。12室にあって天秤サイン24.51度在と、火星の力が低下する場所にありますが、恒星スピカのサポートが効いていて、ご質問者にその余力がある事を示しています。
子供および妊娠の星は木星。蟹サイン11.36度、9室にあります。位置取りは悪くなく、むしろ強いと申し上げられます。
この2星が「妊娠・出産する?しない?」質問に大きく関わってくるわけなのですが、ここで一つ面倒な問題にぶち当たります。
それはこの星たちが逆行する、もしくはしている、という事です。
逆行とは、地球と外惑星の位置関係によって起こる、地球上からはそう見えちゃうよ現象なのですが、つまり通常西から東に移動していた外惑星が、ある時期ある期間東から西に移動する事を指す言葉です。
本チャートでは何とテーマとなる火星と木星が、火星は同年3月2日、天秤27.31度まで来たところで動きを停め、逆行を開始し、木星は既に蟹サイン11.36度(チャート図では11.26度と記してありますが、別の占星術ソフト数種はいずれも36度になっていますので、こちらを採用します)を逆行中ですが、3月6日蟹10.26度まで来たところで順行に戻るという、非常にややこしい動きをするわけなんですね。
しかしこの動きあってこそ、彼らは出会います。
火星は天秤27度からゆっくり後戻りを始め、木星は蟹10度から再び前進し始めます。
火星は天秤、木星は蟹、それぞれが13.48度の地点まで来た時、彼らは正確な90度の角度を作る形で、出会います。
ご質問者と、次のお子さんはここで結びつくわけです。
本チャートの火星位置、天秤24.51度から27.31度までの距離度数は2.40度。
そこから13.48度まで逆行したところで木星と出会いますので、27.31度から13.48度を引くと13.43度。
13.43+2.40=15.83度で16度と23分になりますね。約17度といった所でしょうか。
17度を約17か月後に妊娠すると読むなら、この読み方は当たっている事になります。
今月、つまり2015年の7月に連絡してきてくれたお客様、出来ましたとの嬉しいご報告をしてくれました。
アルカス