待ってしまう、貴女に。
こんにちは、朱龍です。
今回は、彼からのラインや電話を
「待ってしまうこと」に、辛さを感じて
しまう状況について、少しお話しさせて頂こうと思います。
初めは、嬉しいはずの彼からの連絡・・・
いつから、どうして、それを待つことが
辛くなってしまうのでしょう。
重い女と思われたくなくて
恋愛の初めは、だれでも相手に自分がどう思われている
のかを知りたくて、ラインの頻度が
そのバロメーターのようになっているようです。
毎日のように彼から連絡があれば、一安心。
自分が送った後すぐに、返事があれば、
「彼は、私を気に入ってくれた」
「彼は私を愛してくれている!」
と小躍りしたいようなワクワク感に包まれます。
それがしばらくたって、ふたりの仲が安定してくるころ、
自分が送ったラインになかなか返事が返ってこなかったり、
既読になっているのに、そのまま当日中に返事がないと、
「どうして?」になっていくのです。
恋愛は追えば逃げる、逃げれば追うというのが定説です。
相手の気持ちを掴むまでは、お互い必死になりますが、
お互いの気持ちがある程度把握でき、安定してきたら、
それぞれが自分の日常に戻っていく、
その過程に発生する状況です。
恋愛は突然おきた非日常です。
だからこそ、普段では決してマメでない
男性でもこの時ばかりは
しっかり自分の気持ちを伝えようと、
こまめにコミニュケーションを
図ろうと努力するのです。
でも、女性はそれが「彼の普通の姿」だと
思いがちです。
だから、彼の素が出始めたころでも、
どうしても、今まで頻繁にきた彼のラインを
「待ってしまう」のでしょう。
ただ、「待つ」という行為はとても大変なもの。
相手の状況がつかみきれないので、
「もしかしたら・・」
と良くないほうにどうしても
妄想してしまいがちなのです。
でも、そこで「自分から返事を催促する人」と
じっと我慢して「待ち続ける人」と
分かれてしまいます。
何故なら、重い女だと思われたくないから。
待たされているという自分への歯がゆさが
苛立ちを感じさせるのでしょう。
自立した人間同士として恋を育む
人生にどんなことがおきても、人は生きていくために
一生働き続けなければなりません。
基本的、本能的に男性自身は稼ぎ手としての
自分の立場を認識し、受け入れて生きています。
ただ恋愛中は確かに男性でも、
普段より多少集中力のかける所も
親しい人から見ればおこりえます。
でも女性の中には「恋愛すると仕事が手につきません」
という人もおられます。
相思相愛を実感すると、男性は比較的早く日常に戻りやすく、
なおかつ彼女とのこの先、つまり「家庭」を持とうと志すと、
猛烈に仕事に励みだすケースが多分に見受けられます。
ここが男女の基本的な違いかなと思うところです。
毎日遅くまで、ラインし合っていたのに、
「明日の朝、早いんだ」ということになり、
仕事中も隠れて返事を返していた彼も
既読だけになったりしだします。
バリバリ仕事をやっていたはずの彼女の方は、
望む望まないにかかわらず、
一日中頭のなかは彼のことばかり。
重い女では嫌われると思い込んでいるので、
ひたすら初期の熱々の状態のようになりたくて
「待ってしまう」のですが、
これが苦痛にかわり始めます。
だから、久々のデートの時も
「最近どうして帰りが遅いの?」とか
「今の仕事ってそんなに大変なの?」とか
「私、淋しい」「私、心配」とかを
相手にぶつけてしまうのです。
そこで、彼からかえつてきた言葉は
「僕の事、信じられないの?」
だったりします。
貴女の繊細な気持ちは、男性になかなか伝わりません。
それは、貴女が彼に、または恋愛そのものに、
「依存」してしまっているからかもしれません。
恋もマイペースで。
そんな時、貴女の頭のなかにあるのは、、
「嫌われたのかしら・・」
「私の事、もう愛してないの・・・」です。
気持ちはわからないではないのですが、
彼のいっている内容と次元が
違ってしまっているのです。
相手に嫌われるというよりも、
貴女は彼を本当に愛しているのですか?
貴女は本気で彼を支えようとしていますか?
貴女は彼の気持ちを理解しようと努力していますか?
貴女は彼の心のよりどころとしての役目を
果たしていますか?
それらのことが、その時の貴女の頭から
欠落してしまっているのです。
私はこれまでの経験で、熱烈恋愛したカップルが、
結婚後、将来のためと思って、ご主人が猛烈に働き始め、
帰りが連日遅くなり、休日出勤や帰ってもクタクタで話がない
という理由で、離婚してしまった女性の例を
かなり見聞きしています。、
これは男女共、良かれと思ってひとりよがりの考えを
強行しすぎての結果だと思っています。
恋愛にしても結婚にしても、もっと肩の力を抜いて、
それぞれがマイペースでいいのではないかと思うのです。
お互いに無理をせず、地のままの自分を素直に出し、
それをそのまま受け入れてあげるような心の余裕が必要です。
ただ「待っている」のは本当に辛いものです。
だからこそ、マイペースで、お互いのペースを崩さないように
思いやる心を持って欲しいと思います。
軸足は常に、自分の大地を踏んでいて欲しいのです。
「待たされている」ではなく「待っていてあげる」と思うことも
大切ですし、何より、与えられた時間を自分磨きにあてられると
思うことはできないでしょうか。
心の余裕がある人は、同性でも異性でも魅力的ですよ。
ではまた、お電話お待ちしていますね。
朱龍。
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