こんにちは。
昭和なタイトルで失礼します。
電話占いアクシアの木蓮です。
今回は、ごく一部で好評だった
怪のある風景第2弾、「撒かれた話し」を
してみたいと思います。
建物が好きです。
美しい外観の美術館やオシャレなカフェ、
時折泊まり掛けで出向いては、ウットリ溜息を付いております。
ある日私はいつものように、
前日夜半過ぎから降り始めた雨も、
ちょうど明け方に終焉を迎え、
「おはようございます。雨止んで良かったねー」
道路をお掃除中のイケメンスタッフさんが、
にこやかな挨拶&
「チケット2枚ね!!」
「ありがとうございます。」
受付でチケットを受け取り、
まずは一軒目、
順調な滑り出しの後、
出口の所で再び声を掛けて下さったお姉さんと話していると、
「遅いですね、お連れさん」
背後を振り返って彼女は呟きました。
「ん・・?私、一人ですけど?」
とんだKY振りを発揮してフツーに返すと
その瞬間、
「え?二人でおいでましたよね?
チケットも2枚ですし」
「あ、これ一人一枚なんですね。
すみません、ちょっとわかってなくて」
要領の悪い私にお姉さんは「ちょっと待ってて」と言い残すと、
そして、
「え?二人だったよね?楽しそうに話してたじゃない?」
と言うお兄さんを制すると、
チケット一枚分、
ここに至って漸く私も事情が飲み込めて、
「あのー、つまり皆さんには私が二人連れに見えてたわけですね・・?」
二軒目に入るまではいた誰かに、要するに
撒かれた・・・・と。
…なんか釈然としない。
(一体誰だったんだろう??)
何より釈然としないのは、
過去に何度か訪れた時、
その正体は
いまだにわからないままです。
占い師木蓮でした。
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