こんにちはアルカスです。いつも大変お世話になっております。今回も当ブログにご訪問いただき、誠にありがとうございます。
「28年前の夏に引越しして数日後、忽然と消えたひな人形と自転車人形(サイクリングユッコちゃん)を入れた箱は今どこに?誰が持って行ってしまったのか?」
今回の連載記事は、私がお客様よりいただいた上記のご質問を受け、出させていただいたホラリーチャートを、17世紀イギリスが生んだ大占星術師ウィリアム・リリーが遺してくれた古典占星術の教科書「クリスチャン・アストロロジー」に数多記載されている占星術の暗示・証明と照らし合わせ、当てはまるものをピックアップ、無くなった人形たちは一体誰がどこに持ち去ったのかを考察しようとする試みです。
いただいたチャート図は以下の通りです。
「28年前、実家の引っ越し後、突如行方不明になったひな人形と自転車人形を入れた箱はどこに行ったのだろう」
今日はとりあえず、本チャートにおいて判断に必要と思われる7惑星の配置と状態について申し上げさせていただきます。
太陽:双子サイン0度14分。レギオモンタヌスでは7室。ホールサインでは8室。ペレグリン。
月:獅子サイン19度33分。レギオモンタヌス・ホールサイン共に10室。ペレグリン。
水星:牡牛サイン13度05分。レギオモンタヌス・ホールサイン共に7室。ターム。
金星:蟹サイン2度09分。レギオモンタヌスでは8室。ホールサインでは9室。フェイス。
火星:水瓶サイン1度56分。レギオモンタヌスでは3室。ホールサインでは4室。ペレグリン。
木星:蠍サイン16度49分逆行。レギオモンタヌス・ホールサイン共に1室。ペレグリン。
土星:山羊サイン8度17分逆行。レギオモンタヌス・ホールサイン共に3室。ドミサイル。
惑星名の右横から順に在サインと位置度数、ハウス、ディグニティの並びです。
私がいつも使うハウスシステムはレギオモンタヌス・ハウスシステムなのですが、ホールサイン・ハウスシステムも最近気になってきており、ここでは二つ記しております。
最後のディグニティについてなのですが、説明がとても難しいのでペレグリンと書いてある星だけ、ちょっと気にしていてください。つまり本チャートでは太陽・月・火星・木星がペレグリンとなっています。
この内、質問者を表す星は火星であり、紛失物は木星が担当になっております。何故かはこの先の連載でおいおい申し上げてまいります。
太陽はホールサイン8室在が気になり、ちょっと横においておきます。
最後に残った月、がとても気にしなければならない星と考えます。要するに質問者の持ち物を盗んでいった人物の象徴星であると、私は観ます。
なんか断定してばかりで、ご覧になっている皆様を置いてけぼりにさせてしまったらごめんなさい。次回より「クリスチャン・アストロロジー」においてリリー先生が示した占星術証明が、本チャートとどうリンクしているか、じわじわっとお伝えしてまいります。
アルカス