2019年はどんな年?’(その1)
朱龍です。
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
昨年も年頭にその年の傾向について占ってきましたので、
今年も、どんな年になるのか、様々な角度から占っていきたいと思います
2019年は、60年に一度の己亥の歳!
まず、干支から見てみると2019年は「己亥(つちのと・い)の歳になります。
「己亥」という干支は、十干である「己」と十二支の「亥」との組み合わせ
からできています。十干というのは、聞きなれない言葉かもしれませんが、
太陽の運行を基準にして、日の出から日の入りまでを10等分し、そこに
生命の「生」から「死」までを投影して表現したものです。
十二支は、ご承知のように月の満ち欠けを基準にして、十干と同様に
命の循環を投影して表現したものです。
つまり、太陽と月という異なる二つの成長サイクルを組み合わせて
万物の命の摂理を表現しょうとした古代から続く占いです。
この占いは、それぞれの意味の組み合わせがキーポイントで、
お互いを強め合う関係もあれば、打ち消し合う関係も、どちらかを凌駕する
関係もあります。
好調のようで、落とし穴が・・
「己」は陰陽五行では、陰の土にあたります。
土とは、自分の立つ地、すべての中心的存在であることを示します。
「己(つちのと)」は「おのれ」とも読むように、自分自身を意味する言葉です。
「紀」とは「己」に糸偏をつけたものですが、
「紀」は糸口や正しい筋道を意味するところから、
「己」という字自体にも、正しい行いや決まり事、秩序を意味する
ようになりました。
従って「己」には、生命があふれでて、真っ盛りの時を迎えたこと、
と同時に眞に正しい姿の自分という意味があるのです。
次に進むための、準備期間!
「亥」とは、生命が内包された核を意味し、
次に進むための大切な準備期間を意味します。
十二支では「子」は種が土の中で発芽を迎えた瞬間を意味し、
「丑・寅・卯・辰・巳」と芽が育ち、「午」で転換期を迎え、
「未・申・酉・戌」で結実し、「亥」で、地面に落ちた種が
土中に埋もれ、次の世代に命を繋いでいくことになっています。
「己」と同様に、「亥」に木偏を付けると、「核」という字になり、「核」は
木の硬い部分を指すことから、物事の中心という意味をもつのです。
つまり「亥」は、非常に安定した状態で、次へのステップアップのタイミング
をじっと待っているイメージです。
バランスが大切な歳
以上のように「己亥(つちのと・い)」の歳は、ステップアップする大切な年
にもかかわらず、あふれんばかりの野心や精力が満ち満ちて、かえってつまずいて
しまったり、調子に乗りすぎて、落とし穴におちてしまう年というわけです。
そうすればこれまでの努力や将来へのチャンスも
失いかねない結果を招く恐れがあります。
そんな年にはどうすればいいのでしょう?
古来からの占いに「納音(なっちん)」というものがあります。
これは五行思想を元に、干支を音韻理論で整理したものですが、
「納音」では、「己亥」は「地平木」という意味をなし、
何もない野中の一本の大木のように大地にしっかり根をおろし、
真っすぐ天を目指して立つ様をあらわします。
群れず、付和雷同せず、迷わず自分自身の信念を持ち、孤立もいとわず、
立ち続ければ、転落をまぬがれ吉運が舞い込むということです。
「己」が持つあふれんばかりのエネルギーが、「亥」が持つ飛躍のための大切な
準備期間を邪魔するようなことがあっても、「地平木」が持つ孤高の継続力で努力
すれば、必ず乗り切れるようになるという意味です。
今回は、古来から東洋占術に受け継がれた考えをのべました。
次回は、より具体的により身近なわかりやすいたとえ方で
2019年の傾向をお話しさせて頂きます。
今年も皆さまにとって、思い出深い素晴らしい年となりますように。
また、お電話お待ちしておりますね。
電話占い アクシア朱龍。
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