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アルカス

2019-02-27 16:05 失くし物ホラリー占星術(仮題):28年前無くなったお人形さんの行方その12
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こんにちはアルカスです。いつも大変お世話になっております。

花粉症のシーズンが、いよいよやってきたなと、自分の体の反応で確認できております(笑)。まあなんとも早いですね撒き散らし始めが。去年から今年にかけてまともな寒さが一つも無い暖冬でしたので、仕方ないのかもしれませんが。この記事を閲覧いただいております皆様のお加減はいかがでしょうか。私と同じくご体調を崩しておられる方がいらっしゃいましたら、お見舞い申し上げます。一緒にこのつらく厳しい時期を乗り切りましょう。

 

28年前、実家の引っ越しの最中、消えた段ボール箱の中身は雛人形二体とサイクリングユッコちゃんでした。いずれもご質問者が大切にしていた宝物は一体誰が何処に持ち去ったのか、2018年5月21日に承ったホラリーチャートから、1990年の夏に起こった事件の真相に迫ろうとする試みは、12回目となりました。この調子ですと連載は確実に20回を超えてくるでしょうが、しっかりやらせていただきますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 

私の雛人形とサイクリングユッコちゃんは誰が何処に持ち去ったのか

2018.5.21 17:08 多治見市

where'smydoll

 前回第11回までの「CA鑑定」つまり17世紀イギリスが生んだ偉大な西洋占星術師ウィリアム・リリーが遺してくれた占星術の名著「クリスチャン・アストロロジー」略してCAに書かれてある占星術暗示と符合する部分が本チャート内に見つけられたならば、その内容を全面的に支持し、チャート解読の証明とする企画を続けてきている訳なのですが、現在まで

・人形はどこかに置き忘れたのではなく、誰かに持ち去られた。

・犯行は単独犯によるもの。

・犯人は犯行当時、中年女性。

・名前はエリ

の4つを本チャートの星の配置と、CAの暗示の一致を確認した中からピックアップしました。

 更に前回ご紹介しましたCA 342P 

「7室のロードがアセンダントに吉角なら、犯人は真向いの隣人」

 から始めさせていただきます。

 7室のロードとは、7室のカスプがある黄道サインのルーラー、つまりサインの支配星の事です。本チャートでは7室のカスプは牡牛サインにある為、牡牛の支配星・金星がその任を担っています。金星は蟹サイン2.09度にありアセンダントカスプ蠍9.41度にトライン・アスペクトを作るべく接近しておりますので、CAの一文に当てはまるものとして採用しました。

「犯人は真向いの隣人」

しかしお向かいさんが引っ越しの最中入り込んできて、何か持っていくというのもあまり現実的ではないかもしれません。ですので少し広げて、質問者やそのご家族が見知っている隣人、他人というイメージまで対象としてもいいかもしれません。

同じく342ページ22行目

「アセンダントのロードのトリプリシティにルミナリーズがあるのなら、隣人です。」

ルミナリーズ(Luminaries)とは太陽と月の事です。リリー先生はこのページで☉and☽とかLightsとか名称を様々に記していますが、いずれも太陽と月を指します。

 また内容の訳が難しいのですが、恐らくアセンダントカスプがあるサインの支配星が位置しているサインのトリプリシティ・サインに太陽か月があるのなら、犯人には隣人だと言っているように思えます。

この記述も本チャートの星の配置と一致します。アセンダントのロード火星は水瓶サイン1.56度にあり、太陽は水瓶と同じ風のトリプリシティ・サイン双子の0.14度にありますので、同じく犯人はご近所の人です、という証明があると言えます。

 (※但しこの文章はアセンダントのロードが昼チャートでトリプリシティ・ルーラー太陽となる火のサインにあるか、夜チャートでトリプリシティ・ルーラー月となる地のサインに入っているのなら、という意味かもしれません。もしこちらの解釈が正しければ、本チャートは昼チャートであり、火星のトリプリシティ・ルーラーは風で土星となりますのであてはまっていません)

 

342ページ27行目

「太陽と月がアセンダントのロードにアスペクトしており、アセンダントにはしていないのなら、泥棒は盗まれた物の持ち主がよく知っている人です。」

 なかなか私にとってギリギリのポイントを突く暗示が続きます。本チャートにおいて月は獅子サイン19.33度にあり、水瓶1.56度にあるアセンダントのロード火星からは離れております。

月のハーフ・オーブ、モイエティは12度、火星は7度ですので分離でもまだギリギリ、距離的にオポジション・アスペクトの圏内にあるとは見做せます。アスペクトしていると言えるか?ちょっと保留にしておきましょう。

太陽は前述した通り双子の0.14度にありますので、火星とトライン・アスペクトに近づいていると言えます。アスペクトしていると言っていいでしょう。

 アセンダント・サイン蠍に双子サインの太陽はアスペクトしていません。しかし獅子サインの月19.33度はアセンダントカスプ蠍9.41度に約10度のスクエア・アスペクト分離。

月はアセンダントにアスペクトしている、いたと言えるものかどうか。離れ過ぎでアスペクトは最早していない、と取るべきか。僕は10度分離でもスクエア・アスペクトしている、と見てもいいかもしれないと思っています。

理由は月のハーフ・オーブ、モイエティは12度、だからです。

よって太陽と月はどちらかアセンダントのロードにアスペクトしており、アセンダントにはどちらかしていない(どちらかしている)と受け取れるわけですので、この暗示が本チャートの星の配置に結び付くかどうかは、なんともかんとも微妙です。

太陽はアセンダントのロード火星に「確実に」アスペクトしており、アセンダントには「間違いなく」していない、でとりあえず許してもらえるのなら、

「泥棒は盗まれた物の持ち主がよく知っている人です。」

がちょっと引っかかってきます。泥棒さんはご質問者が知っている他人、なのかもしれないのです。特に質問者のご家族、お母さんなどよくご存じの「隣人」である可能性が高いのです。

 

ご質問者とご質問者のお母様は、あの人ではないか、と薄々疑っている人がいます。

 

 

 …ずらずら書き並べた占星術の文章が全く分からなかったらごめんなさい。見ただけで頭痛がする文章だったらすみません。

こんな感じがもうちょっと続きます。許してください。

 

アルカス