こんにちはアルカスです。今回も私のブログ記事にご訪問・ご閲覧を頂き、誠にありがとうございます。
日ごとに暖かくなってきましたね。一時花粉症の症状がとんでもなかった私ですが、生まれて初めて耳鼻科に行って薬貰ったら一発で治りました(笑)。薬の効きは怖いほどですが、呼吸難から無事復活した有難さをかみしめております。
28年前、引っ越しの最中無くなってしまった、ご質問者が大事にしていたサイクリングユッコちゃんとひな人形二体を入れた段ボール箱は一体誰がどこに持って行ってしまったのか。
西洋占星術専門で占いをやっております私めが、ご質問者から頂いたホラリー・チャートを、心から敬愛する17世紀イギリスの大占星術師ウィリアム・リリーが遺した古典占星術の名著「クリスチャン・アストロロジー(Christian astrology 以降CAと略します)」の記述と照らし合わせ、星の配置が一致している部分の解釈から、お人形さんを持って行った人物・行方などを占おうという本稿の企画は、13回目に入りました。おそらく20回を超える可能性も出てまいりましたが、ゆっくりじっくり、なるべく見落としなくやって行きたいと思っておりますので、よろしくお付き合いくださいませ。
「無くなった人形は誰がどこに持って行ったのだろう」2018.5.21 17:08
前回、その12の終わりに、私はご質問者やご質問者のお母様が疑っている人物がいると書きました。
CA343ページから344ページまで、リリーは7室のロード、つまり7室のカスプがあるサインの守護星が1室から12室までのどこにあると、犯人はどのような人物なのかを具体的に著しています。
本チャートにおける7室のロード、7室のカスプがある牡牛サインの守護星・金星は蟹サイン2.09度にあります。私はこの星、9室に入っていると見ます。5度前ルールを厳密に採用するならば、9室のカスプは蟹8.32deg.ですので8.32から2.09を引くと6.23度となり、1度以上遠い事になりますので、この星は8室在になります。
なるんですけどどうにも気持ち的に引っ掛かるんです。7室のロードが9室にある場合のリリーの記述をご覧ください。
CA344P 11行目
「9室に7室のロード。正直な人。聖職者、牧師。犯人は人里離れた田舎にいます。また何らか特権的地位を占める人物もしくはその弟子。もしくは乞食。上記の宗教関係者の口利き無しでは返してもらう事は出来ないでしょう。」
色々出てきてますね、シンプルではなさそうです。この場合の犯人像はまず
・聖職者・牧師・正直な人
さらに
・特権的地位を占める人物とその弟子(※多分これはイングランド国教会の大主教とか、そこまでいかなくとも教区の主教をイメージしているのではないかと思われます。つまり英国内における宗教的地位の事ではないかなと。ま、あくまで僕の想像です)
・乞食
9室の示すメンバーはバラエティに富んでいます。9室は宗教・学問・外国を表したり、旅行者を示す部屋ですので、このような人物像が出てくるのは分かります。
そして私が金星in9室を推してしまうのは、以前より再三ご紹介しているリリー・ルール
「盗難事件の犯人はアングルハウス在ペレグリン惑星によって表される」
が、やはり気になってしまっていたから、なのです。
私が本チャートより特定した、犯人を表すと思われるアングル在ペレグリン惑星は、
10室・獅子サイン19.33度にある月
です。
そして月は9室蟹サインのロードです。9室のカスプは蟹8.32deg.にありますので。
もう一度確認します。7室のロード金星は9室にあると思われる。
そしてアングル在ペレグリン惑星・月は9室のロード。
9室が犯人を表す手がかりとして、俄然クローズアップされてきているように見えるのは、私だけかもしれませんが、私にはそう見えます。
犯人は9室が表す、宗教関係者、なのか生活に困っている人、なのか。
前回の証明で、犯人は「よく知っている人」で「隣人」だと出ていました。
そして宗教関係者、だとするならば、ご質問者は心当たりのある人がいると私に教えてくれました。
その人は
引越しした新居に直前まで住んでいた方、元家主だと。
すみません。一切どこだとか誰だとか申し上げることはできませんが、
なぜ元家主が宗教に関係していたと、ご質問者やそのお母様はわかったのかとか、伺ったお話にうすーく触れつつ、今犯人はどこにいるのか、品物はどこにあるのかなど、次回進めていきたいと思っております。
アルカス