自分の希望が叶わないのはなぜ

入社3年目のなぎささん（仮名）はお仕事についての悩みをお持ちで、電話占いに相談されたのでした。
彼女は子供のころから目指していた職業についたのですが、なかなか自分の思う通りにできないことに苛立ちを覚えておられるようです。

「資格はあるし、それだけの技術は持っているつもりです。でも希望している部署にも配属されず、自分一人だけが不満を持っているようで」

目指していた仕事に就いたのはよいのですが、さすがにその専門家が多くいる職場では、なぎささんのような若い人にはなかなか希望する仕事が回ってきません。それでも先輩の下で補助的な仕事をしていれば、いつか自分に任せてもらえることもあるだろうと頑張ってきました。

「ところが小さなミスをしてしまい、その報告をうっかり忘れたために、その後、回される仕事の重要性が低くなってきたのです。誰がやっても同じような仕事しかさせてもらえず、このままでは資格も活かせないのではないかと…」

不安定な状態をぬけ出す

なぎささんはずいぶん不安になっているようでした。
人間ですから誰でも仕事のミスはあります。仕方がないことなのですが、その後の挽回の方法もいくらでもあります。
なぎささんはミスをしたことを大きく受け止めすぎているようにみえました。

彼女の波動からもやはり精神的に不安定になっていることがわかります。
こういう時期はまず落ち着くこと。それから無理に挽回しようとせず、小さなことから完成させていくことを目標にすること。
彼女にはそれをお話ししました。
そして彼女の守護霊が、彼女をきちんと守っていることも伝えました。

また彼女にはこの先大きなチャンスと金運が訪れるヴィジョンが見えましたので、それまでは仕事をコツコツとこなし、信頼を積み上げていくことをアドバイスしました。焦らずタイミングを待って欲しいともお伝えしました。指導霊もそう伝えています。
彼女の先輩も、なぎささんが仕事ができることは理解していますし、ミスについても挽回できると信じていますよ、とも。

きっかけはやってくる

次になぎささんからの電話占いの予約を受けたとき、彼女の晴れ晴れとした声が聞けるとは、私も思っていませんでした。

「先生、ありがとうございます。前回の鑑定から金運もアップしたように思います。それに、先輩から大きな仕事のアシスタントを任されました。これがチャンスだなと思い、精一杯自分の力を注いで仕事をしました。それがクライアントさんのお眼鏡にかなったようで、次の仕事を私に任せたいと言われました。今では私が、助手になる後輩を選べる立場です」

彼女を指導していた先輩も、同じように大きな仕事をまとめられたことで昇進を果たしたそうです。なぎささんの頑張りが、彼女自身どころか彼女の先輩、はては会社にまで大きな利益をもたらしたのでした。
彼女の喜びの声が、私にもほっこりした時間をもたらしてくれました。